製菓
製菓製パン学科
 和・洋を問わず、楽しいおしゃべりやくつろいだティータイムにお菓子は欠かせません。
お菓子は多くの歓びを与えてくれるものです。味わう歓びはもちろんですが、作る歓び、加えてそれを評価してもらうのはまた格別です。
  最近、お菓子づくりは誰にでもできる趣味の域まで広がってきました。それだけに製菓技術者は、ただお菓子をつくるだけではプロフェッショナルとして受け入れてもらえません。
  これからは、経営者的感覚を持った広い視野からのお菓子づくりが必要です。
  本学科では、学生の旺盛な探究心と豊かな想像力を大切に、和菓子・洋菓子・製パンをはじめ製菓全般を広く学びます。
製菓学科実習
 
カリキュラム
1年次実習・講義
洋菓子実習
洋菓子の主流となるフランス菓子を中心に、基本生地・クリーム作りからデコレーションまで、
様々なバリエーションを取り入れた実習。
和菓子実習
やすらぎを与えてくれる日本の四季、この四季を美しく表現する和菓子の基本から応用までを実習
製パン実習
パン生地づくり、発酵、成形、焼成までパンづくりの工程の基礎から、フランスパン、ドイツパン、アンパン、各種調理パンまで実習
アアメ細工
チョコレート細工
・アイスクリーム
美的センスを生かして、ディスプレイやケーキ、クリームの飾りつけとなるアメ細工、チョコレート細工のテクニックを学びます
理論
菓子の意義・歴史・分類・製造理論、原料及びその性質、菓子と添加物
栄養学
概論、栄養素の機能、栄養生理、母性・小児・青少年・老人の栄養、労働と栄養、病態と栄養
食品衛生学
概論、食中毒、食品と寄生虫、食物異物、消毒法、添加物、食品の腐敗、食品簡易鑑別法、衛生対策
公衆衛生学
概論、衛生統計、環境衛生、疾病予防、精神衛生、母子保健、学校保険、労働衛生
社会学
社会と文化、社会集団、現代社会
マーケティング
マーケティング、製品と価格、流通とプロモーション、マーケティング戦略、消費者行動、新しいマーケティングの視点
芸術
美術、華道、茶道の授業を通して、独創的な菓子作りの基礎となる意匠学を中心に学ぶ。製菓技術とともに芸術に関する知識は欠かせない。
フランス語
ネイティブなフランス語会話とフランス文化を学ぶ。最低限、挨拶から基本的な会話の習得をめざし、研修旅行や留学などに役立つようにしている。
 
2年次実習
1年次の基礎実習の基に高度な応用技術の取得 ●洋菓子実習 ●和菓子実習 ●製パン実習
 
2年次講義
製菓のプロフェッショナルを、そして、経営的感覚、国際的な広い視野に入れたカリキュラム
■製菓理論 ■栄養学 ■食品学■食品衛生学 ■公衆衛生学 ■衛生法規■芸術 ■フランス語
 
自分の進路を考えて個々の技術習得はもとより、衛生観念、経営感覚、サービス感覚から周囲の美的感覚、
帳簿整理に至るまで高度な製菓技術と複雑多様化した製菓業務まで学びます。
 
有名講師
1936年生まれ、スイスのインターナショナルコバ製菓学校、フランスのエコールドトール製菓学校卒業。シャロン洋菓子、ポン・ヌフのシェフ、「マナの樹」などを経て、現在東京製菓学校専任講師、日本洋菓子協会連合会指導部委員、東京都洋菓子協会理事。2006年「現代の名工」に選ばれる。
著書:洋菓子入門
  外部講師による特別授業
H19.05.10
京菓子技術指導家 
宇津木勇斎氏
H19.06.20
パニエオーナー     
市原 秀信氏
H19.07.18
葛e家洋菓子部長
坪井 豊喜氏
H19.09.06
おかしのHADAオーナーシェフ 
羽田 吉克氏
H19.10.11
あしながおじさんオーナー 
高野 美枝氏
H20.03.05
潟gキハ 
吉田小夜美氏
H20.07.16
おかしのHADAオーナーシェフ
羽田 吉克氏
H20.10.08
スウィーツダイニング2月14日
オーナーシェフ
阿南 喜一氏
 
卒業して取得できる資格
製菓衛生師受験資格取得
本校は毎年95〜100%の合格率を誇っています!
  菓子製造技能士(受験資格期間短縮)(厚生労働大臣指定)
専門士(文部科学大臣認定)   職業訓練指導員(受験資格期間短縮)(厚生労働大臣指定)
 
OGからのメッセージ アットホームな雰囲気で学べました	野上 夏紀さん はちみつ菓子工房 くにみ 勤務 平成20年度卒
 一番の思い出は、ジャパンケーキショーに出品したこと。数カ月もの制作期間中、
先生方の熱心なご指導と励ましで大分大会2位の成績をおさめることができました。
先生方はとても優しくアットホームな雰囲気で、今でも時々遊びに行ってます。
基礎中心の実践的なカリキュラムでスムーズに仕事をこなすことができ、学校の良さを実感しています。

実習やイベントが試練の場となりました	平山 寿昌さん 大分全日空ホテル 勤務 平成20年度卒

 職場ではデコレーション部分もやらせてもらい充実した毎日です。
失敗もありますが、製菓部長には「明るいところがいい」と励まされます。
同年代が多く、平均年齢も若いですが、独立した製菓部門を持った全日空ホテルで
働けることを誇りに思っています。学校では現場実習や菓子フェスティバルなど
良い試練の場を与えていただき感謝しています。